たぬちゃんのオーストラリア旅行(第六日)

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・1991年3月16日(晴)

この日はエアーズロックからアリススプリングスへのバス移動となる。約600kmと京都−東京くらいの距離である。日本と違うのは、その途中にほとんど街がないということ。ちなみに方向音痴の人でもたどり着けるはずである。なんたって一本道だから...

出発は午後ということで、我々はまともやシェラトンホテルに乱入し、午前中はプールで遊んだ(他にすることはないのか!)

出発時刻になり、バスがやってくる。ここで、この旅行最大(出発時除く)のトラブルが発生した! いつの間にかリーダーにされていた私が全員のチケットを預かっていたのであるが、バスに乗り込もうとチケットを見せると、それはチケットと違うといわれてしまった。なんと我々に渡されていたものは、ガイド用の控えのみだったのだ! よしこさんに騙されてしまった...

バスの運転手は「正規のチケットを持っていないのだから乗せる訳にはいかない」と主張する。しかしこのバスに乗れなければ、アリススプリングスへ行く方法がない。話は平行線をたどることになる。私は「チケットの控えはここにあるのだから、正規に運賃を払いこんでいるのは確かだ。チケットを渡さなかったのは、エージェントのミスであり、我々には関係がない。問題があるのならば、エージェントにいってくれ!」という理屈で食い下がった。結局10分ほど粘って、ようやく乗ることを許可された。

メンバーは、すでにバスに乗り込んで状況をみていたのであるが、誰も助けてくれなかったのは残念...(なんかメンバーがいうには、早口の英語だったので、なにをいっているのかわからなかったそうである。って私自身もそんな英語達者なはずじゃないので、火事場の馬鹿力だったんだろう)

ほっとして外を見ると、私の鞄だけがポツンと置かれている。あわててバスを飛び降りトランクルームに放り込む。なんだかどっと疲れがでてしまった。

ここからは単調な道路を延々と走っていったのであるが、途中砂漠のオアシスといった感じの村で1回だけ休憩があった。ここでの記憶はトイレのみである。というのは、当然洋式トイレなんだけど、扉の下のほうがあいていて、腰から下が丸見え。しかも建家がある訳ではないから、まあ開放的なトイレだった。

アリススプリングスのホテルについたのは5時くらいだったが、このホテルは旅行中一番きれいなホテルであった。(そのため夕食も高くついたが...)

夜にスパ(日本語でおんせんって書いてあったのには笑ったが)に入ったのだが、空を見上げると、銀河がはっきりと見えた。まさにMilky Way。そのあたりだけ乳白色に光っているのである。日本じゃ絶対見ることができないだろうな...

ところで、本日のTくんであるが、やはりやってくれました。部屋にあった籐で出来た椅子に座ったところ...

椅子がぶっこわれました。一日一回なにかやらないと、気が済まないようで...
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