・4月30日(火) 晴

 今日は前女王誕生日のお祭りだ。今回の旅行はこの日をキーに行程をたてたようなものだから楽しみにしていた。しかしながら前日までの疲れのせいか10時頃まで寝坊してしまう。もったいない(^^;

 あわてて朝食をすませ(我々が最後だったようで、ホテルの人が嫌そうな顔をしていた)街に繰り出すと、そこはもうお祭り一色。

 まずは街の中心にあるダム広場を目指そうっていうことで歩きだしたのだが、ライツェ広場を越えたあたりから人垣がすごくなって歩くこともままならなくなってくる。
広場では大音量でロックが演奏されているし、道はハイネケンの空き缶で緑色の絨毯を敷き詰めたようになっている。さらに道ばたでなんだかようわからんものを売っている。
人々は身体のどこかにオレンジ色のものを身につけて(中には全身オレンジ色っていう人も)喧噪に身を任せている。
(オレンジ色はオランダの色だそうだ)

 特に街の中心であるダム広場近辺はもうとんでもない騒ぎで,空き缶の絨毯が一段と深くなっている。エコロジーはどこにいってしまったのだろうか? いったい今日一日でハイネケンはどれだけ売れるのだろう?

 その後歩き疲れたため、運河クルーズ船にのる。そこかしこの橋の上には祭りを楽しむ人であふれ、陽気に我々に手を振ってくる。ボートの上でも嬌声をあげている人々がいる。
1時間ほどのクルーズを楽しみ、再び喧噪の中へ。悪名高い飾り窓の近辺も人であふれ噂にきくような淫靡な雰囲気はまったくない。でも昼間というのに下着姿のお姉さんたちと陽気に交渉をしている人もいた。日本の場末と異なり、どこまでも明るい雰囲気である。

 祭りを楽しむ人々の陽気な姿は我々よそ者の心をも浮き立たせるものがある。日本のお祭りは時として部外者を拒むがこのお祭りはそんな雰囲気は全くない。もっともなにのお祭りか? って意義はみんな気にしていないようだど。これは病みつきになりそうだ。

 夕食はダム広場近辺のビストロ。昨日はなんの変哲もない店だったので、いわゆる郷土料理の店を選んだのだが、おいしかった。特に豆のスープは絶品。誰だ!オランダ料理はまずいっていったのは! おいしいぞ,ほん
と(^^

 食後にまたもやFEBOで立ち食い。昨日はコロッケだけしか食べなかったので、今回はフライドポテトも頼む。コロッケは自動販売機で購入するが、ポテトは人間が売ってくれる。ポテトそのものもおいしいのだが、添えてくれるマヨネーズが絶品。日本のマヨネーズとなにかが違う(色が若干ピンクになっているので、マヨネーズというよりはドレッシングに近いものなのかもしれない

 その後ホテルへ。これでこの町を去るのは惜しいような気もする。近いうちに再訪しよう−そ−いえばアンネの家や、ゴッホ美術館などどこも観光してないぞ(^^;

 今度は,紋付き袴と日本酒を用意していって1Flくらいで売ろうかな(^^;結構受けそうな気がする−関西人の血が騒ぐってか(^^;
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