・4月29日(月) 晴

 駅で2時間あまりを過ごし4月28日23:40 Nord(Paris)発の夜行列車で一路アムステルダムへ移動する。海外での夜行列車利用は初めてである。クシェットを利用したのだが、ベッド幅などは日本のB寝台程度である。日本のそれとの違いをあげるとすると、仕切のカーテンがないこと、4人で簡易個室になること(中から鍵がかけられる=日本でもあかつきなど一部の列車で見られるアコモではあるが)だろう。
特に仕切カーテンがないというのは日本の寝台に慣れた身にとっては落ち着かなかった(女性が同室になったらどうするのだろうか?)
一応枕灯もあるのだが、カーテンがないため実際には使用することが出来ない。日本人以上にプライベートを気にする西洋人が考えたアコモとは思えない。
ただ同室になった人とのコミュニケーションにはいいのかも知れない。私は下段に寝たのだが、向かいのベッドに寝ていたアメリカから来たという青年と話がはずんだ。彼は世界を旅行して回っているとのことで、私のつたない英語にもいやな顔をせずに、私がわかるまでゆっくりと話してくれた。このようなことは日本式の寝台ではありえないから、そういった意味ではいい方式なのかもしれない...

 8時過ぎにはアムステルダムセントラルに到着した。夜行で疲れた身体を引きずって,駅前へ。一瞬ガイドブックに書かれていた犯罪発生率が異常に高いという文字が脳裏を横切り,誰をみても悪人に見えてしまう。実際バックパッカーも多くゴミゴミとした雰囲気がある。
しかし気にしていても始まらないので、とりあえず荷物をコインロッカーに預けて、宿探しのためにJCBプラザへとむかう(ライツェ広場の近く)。(途中街の中はすでに翌日のお祭りの場所とりがはじまっていた)
29,30両日の宿を依頼したがお祭りのためにとれるかどうか即答出来ないので、午後に再度電話して欲しいとのこと。今までJCBプラザでなにかを頼んでこのような返答になったことがなかったので若干の不安を覚えるが、運を天にまかせ、キューケンホフへと向かう。

ライデンまで列車で行きそこで54番のバスを探すが見つからない。
駅をでて右手にもバス乗り場があるって気づくまで約30分... なんてバカなんでしょ(^^;

 キューケンホフへ向かう満員となったバスの中から見えるチューリップ畑に歓声があがる。本当にきれいだ。案内所で地図(日本なら多分ただで配るだろうな)を購入して園内へ。一面に咲き競う花たちに感動する。特に風車の上からの眺めは最高だった。−このままゆっくりしていたいな− そう思わせるものがあった。

 夕刻になったのでアムステルダムに戻り、再度JCBプラザへと向かう。無事宿はとれていた。コンセルトヘボー近くのAMS HOTELというところ。ツイン朝食付き280Flと若干高めだが仕方がない。街の中心地からは離れているのだが、トラムが走っているため、そんなに不便は感じない。
宿に行き荷物を置くのと同時に今度はザーン・セスカーンスへ(いや、9時過ぎまで明るいっていうのは楽ですね(^^;)

 もう店は閉まっていたが、風車の村を堪能して8時過ぎにアムステルダムに戻る。それでもまだあたりは明るい。

 その後ダム広場近くのビストロにて夕食をとる。ここで出されたビールのおいしかったこと。食事自体はなんの変哲もないものだったが、なぜかビールがおいしい。なんかこの町が好きになってしまった。

 さらにホテルへの帰路
FEBOのコロッケ(Niftyの会議室での書き込み=EDDEIさんをみて、今回どうしても食べたかったんです。最初は自力で探していたんですが、なかなか見つからず、JCBプラザで場所を確認して探しあてました)を買い食い。これまたおいしい。いかん,太るぞ(^^;
 ホテルに戻ったのは10時を回っていた。明日に備えて寝てしまおう。
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