・4月28日(日) 晴

 4月28日、この日で短いパリ滞在が終わる。ホテル代に朝食が含まれていな
かったので、朝食を求めて街をさまようことにした。
しかしながらこの日が日曜日だということを忘れていた我々は店を探して本当に街をさまようことになってしまい、結果なんでもない店でかなり高めの食事をとる羽目になってしまった。

 食事後すぐホテルに戻り、チェックアウトをして、本日乗車する夜行が発車するNord駅に向かう。もちろん荷物をコインロッカーに預けるためだ。
ところがNord駅のロッカーは封鎖されており1枚の張り紙があるのみ。そこには「セキュリティの都合で当分閉鎖する」と書かれていた。
インフォメーションで尋ねても埒があかず(私たちの英語が頼りないのが原因だろうが、係員もすごく態度が悪い。いわゆるパリ人のイメージそのままだった)、Estに向かうがそこもだめ。
ようやく他の旅行者からLyon駅の手荷物預かり所のみ営業しているという情報を得て、Lyonに向かった。
そこは確かに営業はしていたのだが、パリ市内中の旅行者が集まっているようで、長蛇の列となっていた。1時間近く列に並び、結局荷物を預けられたのは正午頃と貴重な半日を無駄にしてしまった。(その後コインロッカー閉鎖の理由はフランスの核実験に対するテロが昨年発生したためと判明)

 荷物を預けるだけで疲れてしまったが、まずは
ルーブルへと向かう。しかしながら、ここでルーブルに入ると時間的に無理があることに気づき、外から眺めるだけとし(絶対もう一回いくぞ)モンパルナスへと向かう(つくづく高いところが好きだなあ)

モンパルナスタワーから眺めるパリの街は凱旋門から眺めるそれとは趣が違う。これはこれでよかったのかもしれない。
ここでは屋上の警備員のかたとのかけあい漫才をしてしまった。片言の英語と片言の日本語で... ビデオにとってあったんだけど、風の音にかき消されてしまった。残念... でもさっきのNordの係員と違い本当にフレンドリー。こんな人もちゃんといるんじゃないか。

 本日の夕食は前日中に友人が予約してきたビストロでとる。Guy Saboyの前にあるビストロ(後日経営母体も一緒と判明)英語を話せるマダムがいて味もよいし値段もお手頃。おすすめのビストロだ。日曜日であったためセットメニューはなくすべてアラカルト料理となる。壁にメニューが書かれているのだが、当然ながらフランス語。それをマダムが一つずつ英訳してくれた。
 心地よい酔いとともに急いでLyonへ。今度はさして待たされれずに荷物を引き出し、Nordへとって返す。列車は23:40発なので11時過ぎにつけば充分すぎるくらいなのだが、Lyonの手荷物預所が9時で閉鎖されてしまうために実際にNordへついたのは10時前だった。そのためNordで2時間近く時間をつぶす羽目になった。
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