北海道旅行(道東)
旅行日:2009年7月26-29日

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<7月28日(火)>

朝目覚めると、ようやく陽射しがありました。本日もホテルで朝食。街
には朝食をとれそうなところがなかったので、正解だったようです。今
回このホテル、JTBのWEBサイト経由で予約していたのですが、あまり扱
いに慣れていなかった模様。チェックイン時も、WEBクーポン(画面印刷)
の扱いでオロオロしていたし、チェックアウト時もそう。なんの説明も
なく「150円です」って言われたら、悩みますよね。確認したら入湯税だ
ったのですが、きちんと「入湯税」と言って欲しかった。全体的にサー
ビスが弱いホテルでしたね。
8時前にホテルを出発し、昨日行けなかった開陽台へ。ここへ向かう道も
見事に一直線。北海道らしい風景が続きます。開陽台についた頃は、陽
射しが弱くなり曇り空。それでも地平線が丸いことを感じられる風景が
拡がっていました。晴天だったら気持ちいいんでしょうね。しばし、雄
大な風景を楽しんだ後、今度は摩周方面へ。ガソリンが半分を切ったの
で、ぼちぼちスタンドを探し出したのですが、全然見事に全く存在して
いない。弟子屈に入ったら、ようやくスタンドを見つけたので給油。こ
れがセルフスタンド。実は、セルフを利用するの初めてだったりします。
いつもなら、セルフは避けるのですが、そんなことしてたらスタンドが
あるかどうか...こんなところで苦労するとは思いませんでした。

給油後、すぐ近くにある「道の駅 摩周」へ。ここでの情報だと、摩周
湖展望台付近は、濃霧で摩周湖は見えないというものでした。(レスト
ハウスにあるWEBカメラ映像が見えるようになっているんですが、当日
は故障していました) せっかくここまで来たので、ダメモトで摩周第
一展望台を目指すことに。しばらく走っていると、少しずつ雲が晴れて
きて、陽射しも出てきました。摩周第一展望台に到着した頃には、濃霧
どころか、すごく透明度が高い状況になっており、摩周湖がはっきりと
見えています。摩周ブルーと呼ばれる青い水も確認することが出来まし
た。摩周湖というと、霧のイメージがあるんですが、こういうすっきり
晴れた景色もいいですね。法的には、摩周湖は「国有財産として管理さ
れる不動産に存在する水たまり(河川がないから、国土交通省管轄の湖
といえず、樹木がないから農林水産省の管轄にもならない)」だそうで
す。

第三展望台を経由して、硫黄山へ。こちらも学生時代に訪れているので
すが、記憶とかなり変わっていました。一番目立つのは「暴力団関係者
が無許可で卵を販売しているので、注意するように」という看板。それ
がど真ん中にたっているので、景観を完全に壊してしまっています。も
う少し考えてくれたらいいのに...いたるところから吹き出る湯気や
火山性ガスは、迫力あります。山頂部は落石事故があったということで、
今年から立ち入り禁止になっており、見学出来る範囲は小さくなってい
ます。硫黄の臭いもきついので、それほど長く滞在することは出来ませ
んでした。
なお、ここの駐車場と摩周第一展望台駐車場は有料ですが、どちらかで
400円支払うと、もう一方にも停められる形になっていました。(同じ
行政区内だから出来るんでしょうね)
当初このあたりで温泉に入るつもりだったのですが、適当なところがな
いため、時間が余ってきました。そこで、これも前回訪れていた(宿泊
した)ため、除外していた阿寒湖に寄っていくことに。阿寒観光道路を
使って、阿寒湖を目指します。この阿寒観光道路、思ったより眺めのよ
い道です。若干カーブとUpDownが多いのですが、その分眺めはよくなっ
ています。

阿寒湖第一駐車場に車を停め(ここも有料だった)まずは、ボッケを見
物することに。アイヌ語で「煮え立つ」を意味し、泥火山ということで
したが、迫力はなし。確かに硫黄臭はあったのですが、動きがまったく
ありません。時期や時間の問題なんでしょうか?
阿寒湖といえば、マリモ。そのマリモを見るには、観光船でチュウルイ
島に渡る必要があるのですが、残念ながら時間が合わなかったので、断
念。モーターボートを利用すれば、いつでもいいようですが、2人以上
でないと利用出来ないようだったので...

中途半端に時間が余ってしまったため、ニュー阿寒ホテルの温泉に入っ
ていくことにしました。ところが大失敗だった模様。日帰り入浴で入れ
るのは9Fの大浴場と露天風呂(これって単なるジャグジーでした)。
ところが、どうもそちらは温泉じゃない模様。6Fにも大浴場があり、
そちらは「源泉掛け流し」と記載されていましたから...1200円もす
る割に、タオルもレンタルだったし、サービスもよろしくなかったです。
館内の清掃も行き届いていなかったし...そういや、学生時代に阿寒
湖に泊まった時も、食事のまずさと不衛生さ(ふきんが変色していた)
に驚いた記憶が...

そうこうしているうちにお昼を過ぎたので、昼食をとろうとお店を探し
たのですが、適当な店がありません。仕方ないので、車で弟子屈方面へ
戻っていくことに。弟子屈に入ったところで、ラーメン屋さんをみつけ、
そこで昼食。なかなか美味なラーメンでした(後からガイドブックみた
ら、掲載されていました)

何度目かの弟子屈を通過し、今度は美幌方面へ。「北海道の峠で一番
美しい」という人もいる美幌峠。こちらも学生時代に訪れています。
美幌峠について一番驚いたのは、レストハウスが大きく立派になって
いること。以前は小さな店だったはずなのに... 20年前に来た時
にくらべ、建物は立派になったものの、景色はそれほどでも...期
待が高まりすぎていたようです。でも一番景観を台無しにしていたの
は、大音量で流れる美空ひばりの歌でした。歌碑はいいですが、なに
もエンドレスで流し続けることはなかろう...
以前訪れた時に、ここからとうもろこしを発送しました。それが非常
においしかったという記憶があるので、今回も発送しようと考えてい
たのですが、1本300円もすることがわかり断念。どうも今年は天候
不順だったためか、まだまだ高価なようです。どうも阿寒湖でツキを
なくしてしまったような感じです。

後は、本日の宿泊地北見を目指すだけ。昨日までの牧場地帯から田舎
道に変わり、今回の旅行中一番辛い道中となりました。とてつもなく
眠くなる。でも休憩するところすらない...今回の行程では、北見
が一番大きな街でした。逆にいえば、あまり北海道らしさはなかった
かな? 北見東急インの駐車場は、かなり分かりにくいところにあり
ます。自走式の立体駐車場なんですが、隣接する商業施設と併用とな
っており(というか、商業施設の駐車場をホテルが利用している)、
3Fまでは「女性優先フロア」ということで、わざわざ上階まで行か
なければなりません。車から荷物を出し、小さなエレベーターで1F
へ。道路を渡り、ホテル玄関からホテルへ。その間一切案内板はあり
ません。屋根もありませんので、雨が降っていると大変です。

夕食は「オホーツクビアファクトリー」へ。かなりレベルの高いエー
ルが飲めると聞いておりました。ホテルから道に迷いながら(京都の
感覚で歩くと、住所表記を見誤る)ようやくたどり着いて、扉をあけ
ると、そこには受付が...名札付けた人がうろうろしています。ど
うみても、貸し切り状態。しばらくたたずんでいたら、ようやく店の
方が出てこられて「貸し切りではないので、2Fの宴会場でよければ」
と案内して下さいました。どうやら、教員のパーティが開催されてい
たようです。
2Fの席は、1Fの喧噪から隔離されており、ゆったりと楽しむこと
が出来ました。エールなどのビールもおいしかったし、フードメニュ
ーも中々。数人で行けば、もっと楽しめたかな? なおビールは1杯
700円(当時)、飲み放題は90分で2000円となっているので、3杯以上
飲むのであれば、飲み放題のほうが有利です。一人でも飲み放題にす
ることが出来るので、是非。

(by たぬちゃん)