たぬちゃんのオーストラリア旅行(第十日)

戻る


・1991年3月20日(晴)

昨日(っていうか今日)よく寝たおかげで、熱は下がった。まだまだ本調子ではないが、昨日のような身体の痛みもあまりない。

行きに比べてかなり重くなったバッグの中身を整理して、機内で使用する可能性のあるものだけ、ディバックに移す。さらに機内預けの荷物については、割れ物を服でくるんだりして、鍵をかけて荷造り完成。

9時の集合時間ぎりぎりにロビーにおりる。チェックアウトを行って、もう一つのホテルに宿泊した人たちを待っていると、ルームキーパーさんがかけおりてきた。手にはくつしたが片側... ??? 実は私の忘れ物だった...

キーパーさん曰く「日本に帰りたくないっていっているよ」 確かにその通りかも知れない。

ケアンズから日本に向かう飛行機は、ガラガラだった。「適当なところに座っていたらいい」ということで、一人2つずつ椅子を使ってゆったりと座ることにした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これで、私にとって初めての海外旅行が終了した。出発時からいきなり大きなトラブルに巻き込まれ、その後もいろんなアクシデントに見舞われた。
でもそのおかげで、ツアーメンバーの結束は固まり、帰国後もメンバーの居住地である、東京・名古屋・京都を相互訪問するなど、数年間に渡って交友は続いた。

この旅行でいろいろなトラブルが発生したことは、その後の我々の旅行のスタイルを決定つけることになった。それは

「なるようになる!」

9日目へ