・4月26日(金)曇 

 1996年4月26日。ゴールデンウィークを翌日に控えた金曜日。ようやくこの
日が訪れた。過去何度も計画をたてたにも関わらず、いつも直前になって湾岸戦争やチケット争奪戦に夢破れてきた欧州旅行。それが実現する日である。

 フライトはKIXを11:50にでるSK988だ。会議室での情報を元に「禁煙席の前のほう」を要望しよう(サービスはエコノミーであるが、シートアロケーションの関係でシートはユーロクラスのものになっているとのこと)と9時過ぎにはKIXに到着した。しかし、そこで待ち受けていたのは[DELAY]の文字だった...さらに追い打ちをかけるようにカウンター係員は、事務的に端末をしばらくたたいたあと「誠に申し訳ございませんが、満席でお席がお取りできません」....
え? おいちょっと待てい! 思わず聞き返したところ「喫煙席なら2人並べてお取りできます。よろしいでしょうか?」とのこと。
「いや!」っていったらどうなったんだろうか? でももう少し愛想良く、また日本語を正しく使えよ! 全日空のカウンター係員! 日本を出発するときからオーバーブックか? と驚いたよ本当。

 結局約2時間遅れで無事Take Offとなった。飛行機での席は、希望とは正反対の後ろから2番目... でもまあまわりを見渡すと、禁煙席を希望したのに...と文句をいうおばさんたちばっかり。結局コペンハーゲンまで、私たちの周りでたばこを吸う人は一人もいなかった。

 初めて乗ったエアラインだけど、食事は非常にGood! 特に温かいパンには感激ものだった。アテンダントのみなさんも非常にフレンドリィだったし。

 でも私にとっての最長フライト(今まではAusにいったときの7時間30分)は、さすがに堪えました。コペンハーゲンに着いた時には身体がばりばりと音を立てる始末。でもコペンハーゲンの空港って非常にきれい。日本の空港とは大違いである。モニュメントが置かれていたり、床が木であったり、すごく暖かみのある空港である。
 私たちのパリ行きフライトまでは結構余裕があったので、少々のDelayにはびびらなかったのだが、ドイツ方面へ行くという小学生の団体(合唱団)の引率の先生は非常にあわてておられたのが印象的だった。たまたま別の団体をアテンドしていたJTBのツアコンが一生懸命通訳をされていました。

 そんなこんなで本日の目的地パリに到着したのは夜10時。長旅で疲れた身体を引きずってCDG近くのホテルにチェックイン。ここはツインの部屋を予約していたのだがフロントで「1つは大きなベッド、もう一つは小さなベッドとなってしまった」と告げられた。
そんな大きな身体でないから(横にはでかいという話もある)深く考えずにOKを出して部屋に入るとそこにはダブルベッドとソファが。
いったいどこが「小さなベッド」なんだろうか? 当日は疲れもあってそのまま寝てしまったが文句をいったほうがよかったのだろうか。
4月27日へ                           たぬちゃん

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