四国(しまなみ海道・道後温泉・龍河洞)
旅行日:2004年7月29-31日

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第一日

今年は、少しまとまったお休みが取れたので、以前から行ってみたかった「しまなみ
海道」を訪問することにしました。京都から360kmと無理をすれば、日帰り可能圏内
ですが、高い高速代使って、日帰りもばからしいので、もう一カ所行きたかった龍河
洞も組み合わせることにし、ついでに温泉にも入ろうと画策した結果、2泊3日の旅
行となりました。

例によって、直前申し込みとなったのですが、四国地区はあまり人気がないのか、案
外旅館は簡単に押さえられました。お天気もよさそうだし、今回はゆっくりした旅行
が出来そうだ。...ってすごく甘い考えだったんですけどね。

トラブルは出発当日にやってきました。朝、TVをつけたら「山陽道 姫路東−姫路西
事故のため、通行止め」とテロップが...ま、通る頃には、なんとかなるでしょと
軽い気持ちで7時30分頃に自宅を出発します。京都東から名神に入り、中国道−山陽道
と慣れた道を快走します。三木SAで最初の休憩、兼朝ご飯。ついでにインフォメーシ
ョンを確認すると、まだ通行止め。トンネル内事故で、火災が発生したため、復旧の
目処がたたないって。仕方がないんで、姫路東で山陽道を降り、播但連絡道で、花田
まで。そこから姫路バイパスを経由して、再び姫路西より山陽道へ。結局、福山西で
高速を降りたのは、11:40頃でした。当初の予定だと、尾道に寄り道するつもりだっ
たのですが、時間がないことあり、早速しまなみ海道へ。といっても、全線がつなが
っているわけじゃないんですね。各島間の橋の部分が高速。それ以外は一般道といっ
た感じで、何度も料金所を通過することになります。ETCにしておいてよかったと思
う一瞬です。

まずは新尾道大橋を渡り、向島へ。洋蘭センターのある島です。一度一般道に降り、
今度は因島大橋で、因島へ。この島は、水軍で有名ですね。次に生口橋を経由して、
生口島へ。ここでまた一般道へ降り、ほぼ島を縦断するような感じになります。こ
の島は柑橘類が有名(っていうか、この近辺全部がそうですが)そういう季節にき
たらいろいろお土産もありそうです。が、真夏にはさすがになにもありません。道路
沿いのお店も閉まっています。
次は多々羅大橋を経由して、大三島へ。多々羅大橋は全長1480mあり、世界一の斜張
橋です。大三島から橋を眺めると、斜めに張られたトラスがすごくきれいに見えます。

大三島最大の観光地、そして今日の最大の観光地は、大山祇神社です。縁起によると
今から約2600年前、神武天皇東征に先駆け、大山積大神の子孫小千命(おちのみこと)
が四国に渡り瀬戸内海の治安を司っていたとき、芸予海峡の要衡として、この地を定
めたことに始まっているとのこと。御島と呼ばれ、九州・四国・本州の3つの島を
鎮守していたことから、大三島と呼ばれるようなったそうです。
大山祇神社の特徴として、武具の国宝・重文がすごく多いとこいうことが上げられま
す。実際、宝物館は国宝・重文の武具が目白押しです。千円と少し高いのですが、そ
れだけの価値はあります(ちなみに、海事博物館にも入ることが出来ますが、こちら
はどーでもいいや)特に、日本唯一といわれている、女性の鎧(鶴姫着用)は、必見
です。ちゃんと女性の身体のラインにそったデザインになっているんですねえ。

あまりの暑さにヘロヘロになりながら、参拝した後、再び大三島ICに戻り、しまなみ
海道に復帰します。次に渡るのは、大三島橋。伯方島に渡ります。そう、あの伯方の
塩で有名(現在、別の意味でも有名)な島です。試していませんが「伯方の塩味ソフ
トクリーム」ってのがありました。伯方・大島大橋を渡り、大島へ。また一般道にも
どり、大島を縦断。再び高速に戻り、最後の橋である、来島海峡大橋を渡ります。
渡りきったところにある、来島海峡SAで休憩。でもあんまり眺めよくありません。橋
がはっきり見えないんです。だからか、人もまばら。淡路SAとは大違いです。

本当は、しまなみ海道は、自転車もしくは徒歩で渡ってこそ意味があるんでしょうね。
でも、この季節にそれやるのは、自殺行為かと。また違う季節にゆっくり来てみたい
です。今回、新尾道大橋から今治まで食事時間等をいれて4時間でした。

今治からは、山道を抜けて、今日の宿泊地である道後温泉に向かいます。渋滞もなく
道後温泉街には4時30分頃に到着。ところが、本日のお宿である、道後館に辿りつけ
ません。温泉街の狭い道を抜け、一度入り口を通りすぎてしまい、温泉街のはずれで
Uターンして、お宿へ。出来たら、もう少し案内板をおいて欲しいところです。
お部屋は、最上階。きれいなお部屋でした。早速、宿の温泉に浸かり、夕食へ。最初
は「量少ないかな?」と思っていたんですが、途中から胃袋の限界を超えてしまいま
した。おいしい料理なんですが、もう少し少なめでもよかったかな?

夕食後は、お約束の道後温泉本館へ。宿のフロントで入浴券をもらえます。部屋に置
いてある竹かごにタオルを入れて、ぶらぶらと。前回同様、霊の湯1Fに入ったので
すが、超満員。以前訪問したときは、がらがらでしたから、時期の問題かな? それ
とも人気が上がってきているんでしょうか?

湯上がりに「地ビール」を、と考えていたんですが、胃の容量がそれを許してくれず
そのまま宿に戻りました。

二日目へ

(by たぬちゃん)