2006夏 長崎から さだまさし
稲佐山公園野外ステージ


2006年8月6日(日)
開演:午後 4時30分
終演:午後10時05分
<曲目>

(さだまさし)
 長崎小夜曲
(佐田玲子)
 この手に夢を掴むまで
 いつも君の味方
 翼をください
 風待ち
(チキンガーリックステーキ)
 キッスは目にして
 Ob-La-Di,Ob-La-Da
 ときめくかけら
 未来予想図II
(コロッケ)
 さそり座の女〔美川憲一〕
 童謡メドレー
 かあさんの唄〔松山千春〕
 チューリップ〔田原俊彦〕
 ずいずいずっころばし〔和田アキ子〕
 だんご三兄弟〔堀内孝雄〕
 おさるのかごや〔北島三郎〕
 ぞうさん〔田村正和〕
 東京砂漠〔前川清〕
 いい日旅立ち〔谷村新司〕
 さくら〔森山直太朗〕
 契り〔ロボット五木〕
 精霊流し〔さだまさし〕
(平原綾香)
 向い風
 明日
 Jupiter
(BEGIN)
 定価ブルース
 ボトル2本とチョコレート
 島人ぬ宝
 三線の花
 涙そうそう
 

(加山雄三)
 君といつまでも
 ヒットメドレー
 案山子(withさだまさし)
 フェアウェル
(さだまさし)
 がんばらんば
 がんばらんば(EC)
(森川由加里)
 本当は泣きたいのに
(グレープ)
 精霊流し
 祇園会
 さよなら橋
 紫陽花の詩
(さだまさし)
 道化師のソネット
 主人公
 フレディもしくは三教街(朗読 大竹しのぶ)
 防人の詩(朗読 大竹しのぶ)
 修二会
 まほろば
 広島の空
 祈り(全員)
(E.C.)
 しあわせについて
 遥かなるクリスマス
 長崎の空/
 天然色の化石

<メンバー>
ギター 石川鷹彦/ギター 松原正樹/ベース 岡沢 章
マリンバ・パーカッション 宅間久善/ピアノ 倉田信雄
コーラス チキンガーリックステーキ(C・G・S)

<たぬちゃんの感想>
20年目の「夏 長崎から」 私にとっては、2回目なんですが、今年が最後となりました
昨年初めて参加し、今年はどうしても来たかった。今までになく早くから準備を始め、根回しを
行い、なんとか参加することが出来ました。昨年は、長崎に着くまでに九州旅行を組み入れまし
たが、今年は稲佐山に集中するために、前日直接京都から入りました。

当初予定では、お昼ご飯を食べてから、稲佐山に登るつもりだったのですが、噂や長崎にあふれ
る人の多さから、午前中に山に登ることにしました。10時前には、駐車場へ着いたのですが、す
でに昨年の、開演間近と同じくらいの行列が出来ています。この行列は、途切れることなく伸び
ていき、開場時には、駐車場が全体が人で埋め尽くされていました。この時点で、シャトルバス
はStopしていたようです。やはりファイナルということで、すごい人数になりそうです。

コンサートは、いつものように「長崎小夜曲」でスタート。一気に会場のボルテージが高まりま
す。続いて玲子さんのコーナー。「翼をください」は、このコンサートのテーマにあう曲ですね
「風待ち」を歌い終わった玲子さんの目に涙が光っているように見えます。もうこのあたりから
私の涙腺はゆるみだしています。どう考えても最後まで持ちそうにありません。
続いては、長崎からの舞台で育ってきたチキガリ。彼らも少しずつステージングがうまくなって
きていますね。続いてはコロッケ。なんかここで、張り詰めていた緊張が一気にほどけてしまい
ました。コロッケの芸はTVで見てこそ面白いと思っていたのですが、実際にライブで見ると、想
像していたのを遙かに超えるすごさです。緊張を緩めるのにちょうどいいステージでした。
次の平原綾香。彼女も声量がありますね。それ以上にピアニストのダイナミックな演奏に圧倒さ
れておりました。お次はBEGIN。彼らのライブを生で見るのは初めてとなります。やはりライブ
で育ってきたバンド。あっという間にBEGINワールドに染まっていきます。彼らは、さださんの
想いを受け止め、「うたのひコンサート」として、新しい花を咲かせてくれています。さださん
の20年は決して無駄でなかった証明の一つです。
昨年初めて生で聴いて、そのパワフルなステージに驚いた加山雄三さん。約束通り今年も参加さ
れています。加山さんは、昨年感動されていた分、今年はちょっとあっさり気味かな。
ここからはさださんのコーナー。まずは「吸殻の風景」、そして「がんばらんば」2発。個人的
にはあまり好きでない曲なんですが、こういうお祭りの雰囲気にはよく合いますね。ここで、事
前告知のなかったゲスト森川由加里さんが登場。さださんが着替えている間ということで「本当
は泣きたいのに」を熱唱。後半は、かなり涙声になっており、再び涙腺があやうくなってきまし
た。最近あまりみかけませんが、彼女の歌唱力もなかなかのものですね。 次はグレープの登場
さすがファイナル。豪華な陣営です。いつもあまりしゃべらない吉田さんですが、今回は思いを
語られました。さださんとの友情、グレープに対する想いが伝わってきて、ますます危うい
大竹しのぶさんは、朗読で参加。本音をいうと「なぜ?」って感じだったのですが、2曲終了し
てからの大竹さんの、涙ながらのMC。それを聴いて、なぜ彼女がこの舞台にこだわったのかが、
わかったような気がします。
その後「修二会」「まほろば」と通常コンサートでもラスト近辺を飾る曲を立て続けに演奏。そ
ろそろ宴の終わりが近いことを予感させます。さらに「広島の空」 この曲のイントロが流れた
瞬間、一緒に見ていた友人が「ああ、本当に終わってしまうんだ...」と呟きました。その瞬
間私の涙腺は決壊。流れる涙をとめることが出来なくなりました。その後、実はあまり覚えてい
ません。参加したのは2年だけとはいえ、私の半生とともにあった「夏長崎から」 それにまつ
わる様々な思いが駆け巡り、感情の高ぶりを押さえるすべを忘れてしまったような、時間でした
「長崎の空」「天然色の化石」で終了したコンサート。終演後もしばらく、その場から動けない
そんなコンサートでした。この気持ちは、この場にいなければ決して味わうことが出来なかった
そういうたぐいの感動。もう二度と味わうことが出来ないかもしれない感動
さださん、20年間ありがとうございました
(by たぬちゃん)

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