室生寺
旅行日:2004年5月5日

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GW最終日となった、子供の日。女人高野 室生寺へと行ってまいりました。つい
2日前も通った、国道24号。郡山ICから西名阪へ。今度は逆向けに走ります。
西名阪は天理から先、無料になりますので、本当は、郡山から25号を走るほう
が安くつきます。が、この道は結構混雑するんで、有料部分も利用しました。距
離が短い割に400円します。

アップダウンが激しく、曲がりくねっている西名阪を走り、針ICで一般道にでま
す。ちょうどお昼にあたったため、針テラス(針IC横のサービスエリアのような
もの)で昼食。大和鶏の釜飯とにゅうめんのセットをいただきましたが、まずま
ずのお味。価格的にも納得できるものでした。

一般道をひた走り、室生寺方面への交差点も通り越します。昨年も訪れた滝谷花
菖蒲園に寄っていくためです。少し分かりにくい交差点を右折して、駐車場へ。
昨年は、若い人がすごく丁寧に、案内してくださいましたが、今年は無愛想なお
じさんが、いい加減な案内。指さすほうに停車したら「そこは枠がないんで、停
めないでくれ」って...あんたが指示したんじゃないか? だったらどこ?
って聞いて、言われた方向にいくと、空きがないでやんの。もっとちゃんとした
人をおいてください。あれじゃ、いないほうがマシってもんです。

入場券800円也を購入して(高いんだ)入園。昨年は、芝桜にちょっと早かった
のですが、今年は...遅すぎました。かわりにテッセン(クレマチス)が咲い
てましたが、どー考えても800円は高い...うーん、失敗しました。なかなか
チケットに印刷されている写真のような時期にあたりません...

気を取り直して、室生寺へ移動開始。途中「室生寺方面」と書かれた、新しい道
を発見。すごくきれいな道で、長大なトンネルを抜けると、室生寺東側にでまし
た。で駐車場がいくつもあったんですが、ちょっと狭いので、前回停めたことの
ある、西側へ移動。そこで気がついたんですが、東側は500円。西側は600円。な
んか損した気分です。どうやら、もともと大野経由でお寺の西からアプローチす
る道しかなかったため、寺前の狭い道を抜けた東側は安くなっていたのが、今回
東側からアプローチする新しい道ができたんで、イビツになっているようです。

室生寺は、奈良時代末期に、山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒の祈願が興福
寺の高僧などによって行われ、卓効があったことから、勅命により建立されまし
た。その後、法相、真言、天台の各宗兼学の寺院として、独特の文化を形成して
いきました。また女人禁制であった高野山に対し、女人の済度もはかる真言道場
として「女人高野」と呼ばれるようになりました。

太鼓橋を渡り、山内へ。石段を登り弥勒堂へ。普通の状態なら、どうってことな
いんですが、GW前半の長崎で痛めた足が、言うことをきかず、護摩堂の石段でつ
まずき、護摩堂にケリ入れてしまいました。当然、私の足の負け。さらに痛みが
きつくなりました。

またまた石段を登り、本堂(灌頂堂)と、五重塔へ。塔を見る限り平成10年に
台風で受けた被害はまったくわかりませんが、横をみると巨木がなぎ倒されてい
ます。自然の力ってすごいですねえ。

前回来た時は、ここまでで引き返しましたので、奥の院へ向かう山道に足を踏み
入れます。...が、これはやめておくべきでした。そこから石段約400段...
途中からはもう、意地だけで上っていきました。麓まで戻ったとき、本当に膝が
笑ってましたもの...

室生川に沿って並ぶ、茶店で休憩したんですが、ここが不思議なお店でした。セ
ルフサービスになっており、カウンターで注文すると番号書いた木札が渡されま
す。で、準備が出来たら番号で呼ばれる。まあ、ここまでは普通です。で、普通
こういった場合、支払いは現物交換になるんですが、ここは最後でいいと。まあ
ここまでもないことはない。このお店が変わっているのは、支払いをしたときに
割り箸をお土産にと、くれることです。それも人数分...割り箸を一人一膳お
土産にもらったの初めてです。一瞬なんのことかわかりませんでしたもの。
その割り箸は、別に祈祷済とか、箸袋が割引券になっているとか、そんなんじゃ
ありません。店の名前すら書かれていない箸袋と、なんの変哲もない割り箸です。
実は、いまだにこのお土産、謎なんですよねえ。もしかしたら、吉野杉で作られ
た割り箸なのかな? でも割り箸は、割り箸だしなあ。誰か知りません?

すごく不思議なお土産の話でした。

(by たぬちゃん)