壷阪寺
旅行日:2004年5月3日

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GW前半の長崎旅行で、足を酷使しすぎたので、後半は車で近場を回ることにしました。
とはいえ、東西方面は、GW渋滞に巻き込まれること必至ですから、例年のように南に
逃げてみます。一昨年は吉野方面、昨年は滝谷方面に行ったので、今年は壷阪寺に行
ってみることにしました。

京都から郡山を経由して、24号線。というのが、普通の行き方だと思いますが、2
4号が郡山に入ってから大渋滞していたので、郡山ICから西名阪で法隆寺ICへ。そこ
から県道を抜けて行きました(このあたり、ナビがあるから楽だわあ)

壷阪寺は、正式名称を「真言宗 壷阪山南法華寺」といい、703年(大宝3年)に
弁基上人によって開山されました。ご本尊は十一面千手観音菩薩様で、古くから眼病
に霊験あらたかと言われており、「壷坂霊験記」によって有名です。

駐車場ゲートをくぐりますと、第一駐車場への坂道があります。この道は片側交互通
行となっており、信号がついているんですが...無視して突っ込んでくる車がある
ので注意しましょう。

置けるならば、第一駐車場のほうが楽です。受付で拝観券と同時に駐車券を買い求め
ます。プラスチック製の駐車券で、これがないと、帰りにゲートをくぐれないという
仕組みになっています。

門を入ってすぐの回廊のところで、ご住職が眼病封じの御朱印を授けてくださいまし
た。祈願料は一人500円ですが、観音様とご縁が出来たということで、再度お参り
出来る拝観券をくださいますので、ちょうど相殺される形になります。目の前で墨書
してくださいますので、ありがたいです。

ご本尊様は、本堂(八角堂)におられます。こちらでは、不定期に説明をしてくださ
り、お寺の由来などを勉強することができます。小さなお堂ですから、仏様との距離
がすごく近く、不思議な感覚になります。私たちが参拝した時は、ちょうど子島荒神
様が特別開帳されていましたので、これもラッキーだったようです。

本堂前に「壷坂霊験記」でお里・沢市が身を投じた谷があります。今見ると、そんな
に深い谷じゃないんですね。

納経所の前では、眼病に効くというお茶が振る舞われていました。なんか木の皮を煎
じたような独特の香りがします。毎日飲めといわれるとちょっとつらいかな?

このお寺のもう一つの名所は、巨大な観音像です。立像と涅槃像がおられるのですが
まあ、でかい。でも涅槃像のほう、日差しが強く、寝るには暑すぎるような...
なにか日差しを作って差し上げたほうがいいんじゃないかな(^^;
斜面には、ラベンダーがいっぱい植えられています。ちょっと時期がずれていたから
あまり咲いていませんでしたが、季節に行けばすごくきれいでしょう。

思ったより、見応えのあるお寺でした。

(by たぬちゃん)