谷汲村
旅行日:2002年9月29日

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風の谷へようこそ♪
ということで、さだまさしさんが名誉村民を務める谷汲村へ行ってきました。
「風の谷から」を聴いてから一度は行ってみたかったんですが、なぜか「すごく遠い
所だ」という固定観念がありまして、今まで行くことが出来ませんでした。冷静に考
えたら京都からそんなに距離がある訳じゃないんですけどね。少なくとも諏訪より近
いもん。

谷汲村は岐阜県にある静かな村です。とはいえ「西国三十三ヶ所」の満願の寺である
「谷汲山 華厳寺」など史跡のたくさんある見所一杯の場所です。ほんと一度は行っ
たほうがいいよ!

京都から谷汲村までは、名神高速 関ヶ原IC経由で約2時間。途中ちょっとだけや
やこしいところがありますが、そんなに迷うポイントはありません。道もきれいなも
ので、少々運転に自信のないかたでも大丈夫です。
駐車場は「華厳寺」の参道を入ったところに約700台停められる大駐車場や、そのす
ぐ近く(旧谷汲駅横)にも大きな駐車場がありますので、困ることはないでしょう。
日・祝日は400円ですが、駐車券を持って「観光資料館」に行けば、入館料が50円引
きとなります。

今回の旅の目的は「さだまさしの足跡を見つける」にあります。ということで駐車場
をでてすぐにこんなポスターを見つけました。小さくて見にくいですが「谷汲村のフ
ォトコンテスト」ということで、特別審査員にさだまさしさんが参加されるというこ
とです。

谷汲村のお店の壁に貼ってあったポスター

期間は2002年10月から1年間ということなので、これから谷汲に行かれる方は写真を
撮って応募されてみてはいかがでしょうか?詳細は
公式サイトにて。
駐車券で割り引きをしてもらえる「観光資料館」ですが(150円になります)、谷汲
踊りについての説明や、西国三十三ヶ所巡りについての説明などなかなか見所の多い
資料館です。その割にすいていたのが残念ですが...みんな華厳寺には行ってもここ
までは足延ばさないんですねえ。一般的な見所としては谷汲踊りを踊ってくれる人
形でしょう。なかなかリアルに踊ってくれます。

すごーく見にくいですが、観光資料館に
掲載されていた谷汲村の歴史年表です。
「風の谷から」がしっかり記載されていま
す。でも「歌唱 さだまさし」ってちょっと面
白い表現ですね。

谷汲のもう一つの見所は「赤い電車」でしょうか。これはすでに廃線になった
名鉄谷汲線を走っていたモ750形のことです。「
赤い電車を谷汲駅に保存す
る会
」によって旧谷汲駅に静態保存されています。改札口の形態もそのまま残
っており、その奥のホームに一両の電車が停まっています。すごくきれいで、
まるで発車を待っているかのよう。みなさんの赤い電車への愛着を感じます。

この電車がこのホームに設置されたのは今年のFNS系列の27時間TVの時。本当は
さださんとくずが谷汲を訪れてそこで「風の谷から」を歌うという趣向になっ
ていたんですが、折りからの台風で移動が出来なくなり、中継だけになってし
まったという曰く付きのものです。待合室に「おかえりなさい!」というその
日使われていたバナーが残っています。また改札脇には「風の谷から」の歌詞
が手書きされたポスターが貼ってあります。(写真とったけど、著作権の関係
でまずいような気がするんで割愛)ちゃんとしたプレートじゃないところに逆
に愛着を感じました。


谷汲にはその他にも即身仏(ミイラ)が安置されている横蔵寺などの史跡もあります。
(さださんがNHKのTVで訪れられていたところです)華厳寺もかなり大きな伽藍となって
おり、本堂下では「戒壇巡り」も出来るようになっています。暗いところが苦手な方には
責め苦のような仕打ちでしょうが...

今回さださんの足跡をたどるということで、さださんがNHK「素晴らしきニッポン」の中で
「風の谷から」を歌った、谷汲小学校の前も通りました。それと喫茶店「IDOL」も。

一日十分堪能させていただきました。