米子・皆生温泉・大山
旅行日:2002年9月22-23日
    :スパシオ

戻る


厳密には今回は旅行とは言えないかもしれません。米子に親戚がありそちらに用が
あったので、ついでに観光もしてきた。というのが正しいのかも。

従い出発は午後1時とかなり遅めになりました。京都南から名神−中国道−米子道
を抜けて米子市街に入ったのは4時を回っていました。定宿となっている米子国際
ホテル(ここの駐車場は青空駐車で、出入り自由なんで重宝しています)は来年の
6月頃には営業終了するようで、となりに全日空ホテルが建築中でした。そんなホ
テルだから内装はかなりくたびれています。レストランも最上階と1Fにあったの
ですが、1Fの「荒磯」だけになっています。でもあと少しとなると寂しいですね。

で、翌朝所用を済ませ、一路境港へと向かいました。目的はお昼ご飯とお土産の購
入。境港には海鮮市場が3つあります。それぞれに特徴があるんですが、個人的に
は「ナカウラ」が一番劣るかな? あまり鮮魚がありません。加工品は多いように
見受けますが...

後はもう帰るだけなんですが、あまりにももったいないんで途中で皆生温泉によっ
ていくことにしました。皆生温泉街のせまい道を行ったりきたりして最初に看板を
見つけたのは「オーXXン」駐車場に停めたまではよかったんですが値段をみてび
っくり!日帰り温泉で1300円は高いです。それだけ出すならグランドホテル天水な
どの温泉旅館の日帰り入浴が可能です。で、早々に退散して次に見つけたのが
OU(オーユー)」こちらは先ほどの施設よりもきれいでしかも入浴料はたった
の310円。かなり広い目の湯船(小さな女の子が泳いでいた、なんか違和感ないし)
の他に露天風呂もあります。石けんやシャンプーは一切準備されていませんが、フ
ロントで購入することができますし、手ぶらで行っても大丈夫です。

温泉でさっぱりして帰路へ...まだ時間が少しあったので大山を経由していくこ
とにしました。今から約25年前には大山に3泊したことがあります。でもその当時
とは大きく風景が変わっていました。シーズンオフということもあり、博労座にあ
る駐車場はガラガラでしたが、ここも25年前には単なる広場だったような記憶しか
ありません。

25年前に泊まったのは、親戚の別荘だったんですが、今は住む人もなく荒れ放題にな
っていました。でも門のところは記憶にあります。人の記憶はどんどん美化されていき
ますが、現実は逆にどんどん朽ちていくもんなんですね...

博労座から大山寺の山門までは、一直線の急な坂。ここも前は舗装などされていない
山道でしたが、今はすごくきれいな道になっています。で、もっとも変わったのは大山寺
が有料になっていたことでしょうか?昔は無料だっと思います。大山に滞在している間
何度も出たり入ったりしていましたから...

昔は無料だっと思うんだけど、今はこの山門の
ところで入山料を請求される。

この山門は確かに記憶があるんですが、その先の階段はまったく記憶にない!多分
前は体力があったんで平気で登っていたんでしょうね。

昔はここにくるのに、そんな苦労がなかったの
に。歳はとりたくないもんだ。

本堂の裏手を行くと金門や賽の河原、僧兵荒行の岩といった景勝地(?)にたどりつ
けます。初めて賽の河原を見たときは、石が積み上げられているのが面白かったの
ですが、その理由が分かっている今、ものすごく胸が締め付けられます。

帰路は階段を下りるのしんどいってことで、石畳の参道を下りていきました。でも実
はこっちのほうが歩きにくかったりして(^^;

かなり長く続く石畳の参道。これが歩きにくい
ことこのうえない。石と石の間が広いんで、足
が挟まるんです。

山門横には「和合の岩」というのがあります。説明は下の写真を見てもらうことにし
て、個人的には「よいお嫁さん」という言葉に一番反応したりして。しっかりとお参り
してきたことは言うまでもありません。

見にくいですけど、真ん中が岩です

和合の岩の説明

25年振りに訪れた大山は大きく様変わりしていました。でも山は変わらずそこに
あります。人や人が作ったものは、あっという間に消えていきますが、自然はな
かなか消えていかないものなんですね。

(終わり)